甘くて美味しいスイカは、収穫直前にカラスに食べられやすいです。
トマト、スイカ、トウモロコシは特にカラス被害に遭いやすいのでカラス対策が必要です。
ここでは、カラスにスイカを荒らされない確実な方法を紹介します。
オススメのカラス対策を5個紹介するので、それぞれの菜園の規模に合わせて選んでください。
ベランダや庭の家庭菜園でも使える対策です。
オススメの順に紹介していきます。
目次
オススメの順に対策を紹介します
1.カゴやザルをかぶせる
カゴやザルをかぶせるだけで簡単!
カラスが物理的にスイカに触れない状態になるので効果が高いです。
○ 最高レベルの防衛策です。昨年はこれで猿の攻撃にも耐えることができました。もちろん、カラスなどは遠くでカァカァ言ってるだけになるでしょう。
Instagramより
○ 小玉スイカのカラス対策に400円のカゴ。コスト度外視!
Instagramより
○ スイカをカラスと直射日光から守る為ザルをかぶせた様子
気まぐれ爺じの自己満足家庭菜園より
持ち上げる可能性があるので、上に石やペットボトルなど重しを乗せた方がより安心です。
カラスは、非常に視覚能力が高く、視覚にたよってスイカなどの食べ物を探しています。
なので、カゴやザルをかぶせてスイカを見えなくするという意味でも効果があります。
スイカをたくさん育てている人は、テグスの方が一気に全体を対策でき、コストがかかりません。
一方、スイカを1,2個育てている人は、カゴ・ザルをかぶせる方法が簡単でオススメです。
ザルを2つ合わせる方法も!
○ 残った2個のスイカを守るため、農園仲間から教わったザルドームを作る事にした。さっそく100円ショップでザルを買い、スイカを2個のザル中に入れて結束バンドで閉じる。
ポンタの菜園日記より
弦を切らないように静かにザルに入れる。
上からさらにザルをかぶせて、結束バンドで止めれば完成。完璧だ!
2.テグスを張る
カラスは羽に当たるものを極度に恐れます。カラスにとって、羽が傷つくことは「死」を意味するからです。
その習性を利用して、野菜や果物などのカラス対策には、「テグス」という細い釣り糸のような糸を張るのが定番です。
カラス対策で最も普及している方法で、効果があります。
畑やベランダに張ったテグスに羽が触れた時のカラスの慌てようはまさに死にものぐるいです。
学習能力の高いカラスは一度危険な目に遭うと、その場所には近寄りません。
さらに、テグスは角度が変わると見えたり見えなかったりするので、カラスは警戒します。
つまり、ここは危ない!という「脅し」効果と、物理的に侵入できない「実害」効果のダブルの効果があるということです。
なによりコストが安い!!1m1円です!30m×30mの広い畑でも400円くらいしかかかりません。
市民農園など広めの畑でスイカを育てている場合は、↑このように畑全体に張ると他の野菜も守れます。間隔はカラスが羽を広げた時に引っかかるように1m以下にします。(より細かい間隔で張るとさらに効果的です)
スイカだけ守る場合は、↑このようにスイカの周りに棒を立てて、カラスが侵入できないように張ります。
○ だいぶ離れてもスイカの実があるのがわかる大きさになってきたので、早めにカラス対策をすることにしました。カラス対策は、防鳥ネットを張るとか、実にカゴを被せるとか、いろいろな方法があるようですが、何より羽が当たってすぐに逃げられないような場所には寄りつかないということなので、テグス方式をやってみることにしました。そして、無事に大玉スイカ収穫!テグスによる防鳥(カラス)対策は、効果あったようです
ニャハハの家庭菜園ブログ
張るのがスイカの実に近すぎると、テグスの外からくちばしがスイカに届いてしまうのである程度離して張りましょう。
作業の邪魔にならないのであれば、かなり複雑に細かい間隔でテグスをたくさん張っておくとより確実にカラスを防げます。
防鳥テグス 500m 485円
間違いないのは、防鳥テグスですが、100均の釣り糸や、ミシン糸で代用する人もいます。
※こちらの記事で、効果的なテグスの張り方を詳しく紹介しているので参考にして下さい。
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3.堆肥袋をかぶせる
今紹介したテグスやコンテナをかぶせる方法は結構メジャーなのですが、我が家がいつも参考にしている「現代農業」という雑誌に、目新しい対策が載っていたので紹介します。
記事の引用です↓
○ 自家用野菜をつくる山本さんは、スイカに獣除けのネットをかけてもネットの隙間からカラスがつついて食べていき、さんざんな思いをしました。それを見たお姑さんが教えてくれたのが、堆肥袋でスイカをガードする方法。以来、スイカの鳥獣害には困らなくなったと言います。やり方は、手のひらほどの大きさになったスイカを堆肥袋(20kg容量)の中に入れ、飛ばないように端を石で押さえるだけです。獣が引っかいたような跡があっても、中のスイカは無事でした。さらに、袋の中の温度が高くなるからか、ふつうに育てるよりも甘くて美味しい実になるそうです。
現代農業
↓こんな感じに堆肥袋と重しの石を置くそうです。
カラスは、ゴミ袋程度の厚さは簡単にくちばしで破ってしまいます。
しかし、堆肥袋は分厚いので破れないということだと思います。
この雑誌はいつも参考にしているので信頼できる情報だと思いますので、ぜひ試してください。
4.ホットキャップ
ホットキャップ(苗帽子)をスイカにかぶせる方法は、野菜栽培の本に載っている、いわば「教科書的な方法」です。
透明の帽子のようなものをスイカにかぶせて、へりの穴に針金などを差し込んで固定します。
○ スイカをカラスから守る為に購入しました。このくらい軽いと茎を傷めずスイカを守れそうです。
楽天レビュー
温室効果もあるので、生育促進にもなります。ただ、真夏だと暑すぎるかもしれません。
○ 3~5月中旬の、朝夕の冷え込みに対応する(温室効果)には最適! 特に、スイカ 、南瓜、ピーマン等の生育促進には不可欠。
楽天レビュー
苗帽子つばひろLサイズ
5セット1,000円・10セット2000円
いい方法なのですが、なかなかスイカサイズのホットキャップを売っている店がないので、手に入れにくいですね。ネット通販に売っています。
5.ネットをかぶせる、張る
○ やっとスイカにネットをかけられた!!これでカラスにやられないといいな。
Instagramより
○ 家庭菜園、初心者の私たちに、周りの方が何かとアドバイスしてくださいます。今日も、ネットで保護しないとそろそろカラスにやられるよって声かけてくれたり。100均で売ってるとまで教えてもらい、パイセンの言うことは即実行。
Instagramより
手軽で簡単な方法ですが、カラスは少しの隙間からでも侵入します。
また、網目が粗いと、そこからくちばしを入れて突きます。
ネットをかぶせるなら、
- ・隙間が全くないように
- ・網目が細かいもの
にしましょう。
その他の方法
- ・藁をスイカの下に敷いて、上にも藁をかぶせる。(カラスは視覚でエサを探すので、見えなくする方法)
- ・↑藁の代わりに、スイカの上に草や木の葉を置き、その上に新聞紙に廃油を塗ったものをかぶせる方法もある。(廃油を塗った新聞紙はスイカの保温効果もある)
CDやマネキンは効果無し
カラスは、鳥の中では脳が発達していて記憶力・学習能力が高いです。
つまり、頭がいいので、目新しいもの(脅しになるマネキンなど)を置くと、「昨日までなかったものがある」と認識して寄り付かなくなります。
でも2,3日すると、安全だと学習し全く効果がなくなります。
よくカラス対策で、
- ・ CD
- ・目玉
- ・カラスの死骸の模型
- ・マネキン
などを置く人がいますが、脅し系のものは、すぐ慣れてしまうので効果はありません。
まとめ
スイカのカラス対策
以下の5つがおすすめです。特にテグス、カゴ、ザルがオススメです!堆肥袋が余っていたら堆肥袋をかぶせる方法も手軽でいいですね!
- カゴ・ザルをかぶせる
- テグスを張る
- 堆肥袋をかぶせる
- ホットキャップをかぶせる
- ネットをかぶせる
プレゼントなび